ヤなコトが多いぶんだけ幸せ?

『愛のかたち』

情けないぐらい過剰に
苦しくなるぐらい過剰に
わたしは不安に揺れている

儚い夢だと思えればいいけど
なんて遠い安寧の時間

好きでいることが
愛していることが
こんなにも心を乱すなんて

毎日会っているのに
不意に離れてしまいそうな予感
いやな予感

幸せな日々のはずなのに
幸せなぶんだけ不幸せになる

切なくて泣きそうで
しがみつくあなたの腕は
こんなにも温かくて優しいのに

声を憶えていようとしている
顔を憶えていようとしている
馬鹿なことしてるって判るけれど

弱い自分と
打ち克てない自分に
苛立ちを感じる

愛のかたちが不安なら
出逢わなければ良かったと思うのに
出逢えて良かったと思う私がいる

不安を友達にして
あなたを愛する他にない

これが私の愛のかたち

あなたを想う愛のかたち

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愛を伝えて。

『真実』

くちびる
かすかに動かして

あなたを抱くように
ことばを乗せる

こころの湖
優しい影を映して
目をつむる

愛されるより
愛したほうがいい

喜びも悲しみも
すべてを通じ合える
そんな関係

誰よりも愛しています

ここに私はいます

大切なあなたへ
思いと願いを
そっと込めて

この声を届けましょう

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目標を見失いがちなとき。

『途中』

時に
自分以外の誰もが
偉く見えるときがある

傷つけたら
それ以上に傷つけられそうな

だから怖くて
何も言い出せない自分に気づく

黙って静観しているだけで
動き牽引することもできず
もどかしさや苛立ちを感じるときがある

落ち込んでいるわけでもなく
腐っているわけでもない

結果からすればそれは同一線上にある

まだまだ途上の自分
未だ途中の自分

包み隠せない思いを胸に
人にならって生きるしかない

己が理想とする生き方のために
堪えるしかない
それが今

誇りを持って生きるのは
苦痛を伴うことだと知った

強く在ることは決して楽ではない
気持ちで折れぬことこそが

何よりも大切なのだ

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眠れない夜。

『眠れない夜』

なかなか寝付けない夜

横を向いたり
上を向いたり
自分の居場所さえ落ち着かない

そんなとき考えるのは
自分のこと
愛する人との未来のこと
言い過ぎてしまった友達のこと

希望を除く後悔は
夢にまで出てきそうなほど
考え悩んでも
明日の朝には忙しさにきっと忘れてる

けれど
言えなかった一言や
言ってしまった一言に
身を焦がすように

寝付けないこの時間に
反省や謝罪を繰り返している

悩まないように生きられたらいいのに

不器用な自分の不甲斐なさを
思い知る

こういう時間は
永遠になくならないのかも知れない

人の過ちが
この世から消えないように

ごめんなさいの言葉が
今もどこかで伝えられているように

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どちらが?

『選択肢』

この人を選ぶ

あの人を選ぶ

どちらも選ばない

選択肢は
この3つしかない

一緒に居て
落ち着く人

一緒に居て
ときめく人

わたしはどちらを選べばいい?

落ち着きは永遠のような気がして
ときめきは一瞬のような気がする

だけど
ときめきは熱病にも似た火照りをもたらし
落ち着きはマンネリにも似た平凡をもたらす

二人に恋してしまった私は
どちらに転んでも幸せになれるずるい存在

この恋の行方は

この恋の行方は

私が決める
3つの中から選ぶ選択肢

どことなく
ときめきが勝ちそうな予感がしている
私の悪い予感

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黄金の理想郷。

『エルドラド』

流れゆく河の上流に
必ずあると信じられたエルドラド

途方もない夢物語のようで
だけど希望として求め続けられていた

幾千年経ったとしても
人々の願望は変わらない
今でも追いかける冒険者はいる

本当のエルドラドは
きっと心の中にある

それぞれが思い描く一枚の地図
それぞれが思い描く黄金の理想郷

荒れる河
幾多の砂漠を越えて
辿り着こうという信念を持つ者は
きっとひとつの理想郷を得る

猛獣が猛り
青い鳥が舞う

心の中のエルドラドを探せば
きっと僕も良い大人になれる

旅人の心を持ちながら
荒んだ現代を生き抜ける

燃え尽きるまで求め続けよう
絶望は決してしない
ただの男じゃ終われない

少年の心を持つ
悠久の旅人になろう

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運命の女神。

『女神』

今は時期じゃないと
様子を見ているうちに

運命を司る女神は
手の届かないところへ行ってしまう

彼女に会うには
何事も先回りして
約束を取り付けないといけない

その約束さえ
気ままに破ってしまう彼女だから
破られないように努力しないといけない

チャンスは二度こない
そのチャンスをいかに掴み取るかが
彼女に会えるかどうかの瀬戸際だ

恋にも通じる駆け引きに勝った者だけが
運命を司る女神と美酒に酔える

さあ
女神の芳醇な吐息を得るために
動け 走れ 掴み取れ

自ら動かない者に
女神は微笑まない

疲れ倒れたときに現れるのも
また
運命の女神のような気がする

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こんな恋がいい・・・鴨?

『秘訣』

たとえば
恋の顛末が噂話になって
ミセスたちの口を渡っていったとしても

僕なら全然構わない
それだけの恋をしたと胸を張れる

変わらない想いが永遠に続くように
本当は虚無かもしれない現実世界で
自分の中に愛を感じよう

誰にでもある信じたいこと

僕にはそれが
この恋だった
ただそれだけのこと

すべてはゼロから始まり
失くしたとしてもゼロに戻りはしない

記憶が残り
想い出が残り
歳月のぶんの成長が残る

失くしても失くしても
この恋はやめられそうにない

その日その時 全力を尽くせば
きっと形に変わる何かがある

君に恋して良かったと
未来の僕ならきっと言うだろう

壊れるかも分からない恋だけど
今は夢中になろう
崩れてしまうその日まで

それが不安をなくす秘訣

愛し愛される秘訣

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未来への手紙。

『手紙』

未来の私に手紙を書こう

封を開けるのは10年後か20年後か
分からないけれど

幸せですか
好きな人とうまくいっていますか
傷ついてはいませんか

書きたいことは山ほどあって
ひとつひとつ言葉にするのは大変な作業

ただひとつ
どうしても書いておきたいことは

どうか泣かないでください・・・

泣き顔が似合わないのは
誰よりも知っています

笑っても別に美人じゃないけれど

幸せを願っています
他の誰でもない自分 -あなた- の幸せを

封をしたら引き出しにしまって
記憶が薄れるのを待とう

いつ読んだとしても
それは新鮮な気分で

未来の私へ
過去の私からの
ささやかな手紙

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優しい構図。

『お昼寝』

あなたのお昼寝姿を
頬杖ついて 私は見ている

ずいぶん気持ち良さそうに
寝返りうったり いびきをかいたり

どんな夢を見ているの

その夢に私は出てくるの

聞きたい事は山ほどあるけど
今は静かに見つめていたい

両手で作ったフレームの中に
あなたの寝姿をはめこんで
心でシャッターの音がした

我ながら良い構図だと
少し自慢気に笑ってみても
あなたはまるで知らんぷり

ちょっと悔しくなったから
あなたの腕を枕に
私も寝転んでみた

そのまま 静かに 目を閉じれば

あなたが誘う
夢の中

ゆらゆら漂う夢の中

今日もやっぱり
幸せだった

暖かな春の昼下がり

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